こんにちは!Chieです。 フランスの大地を空から見ると、畑、牧草地、森林、刈り取られた後の大地の色……
それらが、まるでパッチワークのよう。
その光景はとても美しく、同時に、農業国であることを感じます。
さて、天然酵母で作るパン作りが大好きな私は、美味しい小麦粉を求めて、昔ながらの製粉所を訪ねてみました。
そこは、歴史的建造物ともなっている水車がなんと現役!
昔ながらの方法で、川の水を利用し、必要としている小麦粉の量に応じて水車を通過する水量を調節。
心地よいテンポで回る水車を眺めていると、不思議と穏やかな気持ちになります。
*音が出ますので、ご注意ください。
水車の内側の建物では、この水の勢いを動力源に、石臼が勢いよく回ります。
使用している小麦は、昔ながらの種類だそう。
私が訪れたその時は、三台の石臼が稼働中!
建物内には、袋詰めされたばかりの香り高い小麦粉がたくさんありました。
パン好きの私としては、その光景に思わずテンションが上がったのは言うまでもありません。
フランスには、現在、こうした昔ながらの水車が約400台あるのだとか。
美味しくて、体によいパンを作りたい・食べたいと願う人々の心は、今も、昔も変わらないという、証なのかもしれませんね。
こうして、我が家にやってきた水車で作られた小麦粉。
その小麦粉で作ったパンは、自分至上最高のおいしさでした。
いつもと同じレシピ、同じ手順なのに、それはとても不思議なできごとでした。
きっと、小麦粉になるまでの膨大な時間、人々の愛情と情熱がもたらした奇跡なのかもしれません。
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