• Kayoko ジャルディニェ

Champagne « ESPOIR »

最終更新: 2020年11月30日

『ESPOIR(希望)』という名の特別限定シャンパーニュ

Le champagne de la vente limitée spécialement « ESPOIR »


その1 ラベルの秘密



クリスマスが近づいてきました。

大切な家族や友人と一緒に楽しみたい。そんな特別なシャンパーニュをご紹介したいと思います。


シャンパーニュ地方の小高い丘、Beaunay村に広がるぶどう畑。

そこで親子3代にわたってシャンパーニュを作り続けているドメーヌ『Champagne Thuillier & Filles (チュイリエ家と娘たち)』。

Domaine(ドメーヌ)とは、「ぶどう園」とか「作り手」という意味です。


このドメーヌのシャンパーニュは、未だ日本では紹介されたことがありません。


私の同世代の友人Claudette(クローデット)は、このドメーヌの3代目の長女として生まれ、育ちました。

彼女の父親の体調もすぐれなくなった10年前、クローテッドは家を継ぐことを決心します。

そして、その後、他界されたお父様に代わり、彼女は、ドメーヌを切り盛り。

2児の母でもあり、週の数時間は、ワイン専門学校で若手を育てる講師も務める彼女。

そんな忙しさの中でも、彼女は、自分の畑に出て、気候の変化で起こりうるトラブルや病害虫とも戦い、皆と一緒になってハサミを持って、朝から晩まで懸命に働いています。


そうして代々続くぶどう畑を守り、シャンパーニュができ上がっていく過程の中で、最高のブレンドを試行錯誤。伝統的な工法を守り、品質や味を守り続けながらも女性らしい、そして独自のテイストにこだわりながら新しい感覚のシャンパーニュを作り続けています。


シャンパンのコルクやボトルに施された「Récoltant」のマーク。

それは、畑の管理からコルク詰まで、その全てを自分のところで行なっていると言う意味です。



実は、このコロナの移動制限の合間の初夏、彼女の畑に招待された時に、この伝統的な工法の樽酒がクリスマスの頃にできると、紹介されました。

それは、畑の中でも選りすぐったぶどうを使い、ほんの1樽、家族のためだけに作られた特別な、そして貴重なシャンパーニュ。

そしてその時、私の友人のお嬢さんの絵画がふと頭によぎりました。


お嬢さんの名前は茉莉子さん。

彼女の絵を見せてもらった時に

「これね、娘、茉莉子が自分の意思で描いた最後の絵かな?」と、友人はさらりと言いました。

そして、続けて「でもね、いつかまた、描ける日がくると思うの。だって、茉莉子との日々は、毎日が希望そのものだから……。(茉莉子の)介護の朝は、希望で始まるのよ」と、笑顔で。


その時、私の中で、クローデットが作るシャンパーニュと、力強さがのぞくこの絵画の繊細な線の中に小さな「希望」が結びついたのです。


そして、作り手のクローデットとシャンパーニュを飲みながら、このビビッときた想いをなんとなく伝えたら……

「同じ子供を持つ親としても、毎日の暮らしの中でお互いに、希望を持って元気になれる活力になれたら最高だね」

と、二つ返事でトントンと話が進んでいきました。 このシャンパーニュと絵画の出合い、そして、今のこの混沌とした状態を皆で乗り越えられるよう、フランスから世界中の皆様へ、「ESPOIR(希望)」というメッセージをこのラベルに込めることになりました。


みんなの想いを1つにすることで、何もなかったところから、皆それぞれの「希望」が生まれる瞬間を感じました。


そのシャンパンの名は「ESPOIR(希望)」。 次回のブログを書く頃には、このシャンパーニュの販売登録も終わり、試飲もできるのかな?次回は、このシャンパーニュのぶどうの特徴や工法を詳しくご紹介します。


(続く)

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