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  • 執筆者の写真Chie

Maréchal-ferrant pour mes ânesses

~ロバのネイリストさん~

こんにちは!Chieです。

すっかり朝晩は涼しくなったノルマンディーですが、我が家の川辺や池回りは、夏の名残の野草が色を添えています。


Mauve sauvage(野生のマロウ)

Grande Margurite(マーガレット)

Millepertuis 又は Hypericum perforatum(セイヨウオトギリソウ)

この花が咲くエリアを散歩するのが日課のロバたち。

楽しく散歩するには、蹄の手入れは欠かせません。

そんな彼女達の蹄のお手入れの様子を、今日はご紹介しましょう。



ロバたちの爪は、私たち人間の爪と同じで、定期的な手入れが必要!

我が家では、5ヵ月に1度、ロバのネイリスト(装蹄師)さんに来ていただいて、蹄を手入れしてもらっています。

このロバの装蹄師さん、フランス語では、maréchal-ferrant(マレシャルフェホン)といいます。

二人一組で、一人がロバの足にベルトのようなものを絡めて支え、もう一人が蹄を切り、そして切った断面を削って形を整えていきます。




ロバたちは、これまでに幾度となく蹄の手入れをしていますが、手入れ前はとにかく逃げ回ります。

仲間が蹄を切っている間も、心配そうに眺めています。


 

ところが、手入れ後は、超ご機嫌!

歩きやすくなって心地いいのか、颯爽と庭へとでかけていきます。

 


定期的に蹄の手入れをする理由は、伸びっぱなしの蹄は、歩いてすり減った部分とのバランスが崩れてうまく立てなかったり、歩きにくくて転倒したり、病気の発症原因になったり。とにかくいいことが1つもありません。

そんなわけで定期的なケアとともに、普段から蹄の状態をよく見るようにしています。

 

さて、ここでクイズです。

この切った蹄、二次利用ができるのですが、それはいったいなんでしょう?

 

切り落とされた蹄

正解は、肥料。

蹄には、植物の成長に欠かせない窒素が豊富だそう。

フランスのガーデニングショップでは、ロバや馬等の切った蹄がいろいろ混ざったものが肥料として売られているほど、ポピュラーです。

我が家ももちろん、ロバたちの蹄を畑に撒きました。

 

足取り軽くなったロバたちは、庭へと繰り出し……。

ブラックベリー摘みをしている私の背中を鼻先でトントン。

摘んだブラックベリーをねだります。

 




蹄の手入れをおとなしく受けたロバたちに、ブラックベリーをたくさんあげました。


口の中はブラックベリーでいっぱい♪



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