こんにちは!Chieです。 みなさん、ワインはお好きですか? 今日は、ボルドー郊外から、新酒の話題をお届けします。 ワイン産地のボルドーとその周辺では、9月下旬、たわわに実った葡萄の収穫が始まります。
ある日、葡萄畑へと入っていくトラックを追いかけて取材をお願いし、収穫風景を間近で見せて頂けることになりました。
そこは、機械で摘み取りを行っていらっしゃる畑。
これが、本当に神業なのです。
葡萄の木と木の間の狭い通路に、大型車がす~っと走り通り抜けていくのです。
走りながら、木をぶるぶるぶるっと振動させます。
すると、おもしろいように葡萄が一瞬のうちに収穫できるのです。
トラックで葡萄畑を何往復かし、摘み取った葡萄を別のトラックに溜め、いっぱいになると、作業所に運んでいきます。
さらに、その作業所にもお邪魔させて頂きました。
そこでは、人の手で、傷んだ葡萄や葉っぱ等を取り除いていらっしゃいました。
この丁寧な作業が美味しいワインへと繋がるのですね。
二軒目にお伺いした畑は、なんと手摘み!
広大な畑に、ご家族、知人など集まり、大勢の方々で作業をされていらっしゃいます。
よく見ると、小さな荷車を脇に、摘み取った葡萄を大事にそこに置き、そっと葡萄の木と木の間を通っていきます。
日焼けされたみなさんの顔には、収穫の喜びがにじみ溢れていました。
見学中、今年は、おいしいワインができそうですか?とお尋ねしたら、
「葡萄を食べてごらん」
と、1房くださいました。
意外と甘い!
美味しそうなワインができそうですね~と答えると、ムッシュの顔はとても誇らしげでした。
さて、収穫風景を至る所で目にするようになると、街のCaveでは、新酒Bourru(ブリュ)の看板が張り出されます。
ブリュは、発酵が始まったばかりの微炭酸の飲み物。
甘く、香り高く、とても飲みやすいのですが、アルコール。
プロの手で熟成させるとワインになります。
Caveでこのブリュを買うと、お店の方に、
「家に帰ったら、蓋に穴を開けてくださいね。忘れると冷蔵庫の中で爆発しますから!」
と忠告されます。
常に発酵しているので、ガスが溜まると危険なのです。
美味しく飲めるのは、買ってからわずか一週間程度。
焼き栗と一緒に食べると最高に美味しいです。
地元民にとってこのブリュは、秋を告げる風物詩です。
s.fujitaさん、お返事遅くなりすみません。ぶどうの収穫風景、お楽しみ頂けましたでしょうか?今は、葡萄畑もすでに紅葉終盤のところもありますが、場所によっては、まだまだ黄色や赤い色の葉っぱに覆われた畑を見ることができます。今年は季節が駆け足で進んでいる気がします。
大きな写真で迫力がありますね。ぶどうを収穫する機械にはびっくりしました。こういうのは通りすがりの旅行者では見られません。