Salon Rustique
~french country style~
Une baguette faite avec de la levure naturelle
telle que conçue par les Japonais vivant
en France.
Nous pensons aux réserves annuelles de fruits
et légumes du jardin.
Essayez de faire les recettes françaises !
Sirop de fleurs de Sureau
Sirop de fleurs de Sureau
日本のみなさんに、「エルダーフラワー」として知られている西洋ニワトコ。フランス語では、Sureau noir(シュロー・ノワ)と呼ばれ、森の中に多く自生しています。
フランスでは5月末頃に花が咲き、秋には紫がかった黒い実がなります。
エルダーフラワーコーディアルは、花の部分から作られるシロップというのが一般的ですが、黒い果実から作るシロップも重宝されます。(種に毒があるため必ず火を入れます)
エルダーフラワー(以下「エルダー」に省略)は、強い芳香を持ち、日本ではマスカットの香りといわれていますが、爽やかな香りとさっぱりした味わいは、炭酸割をして飲むのにぴったり。
余談ですが、ニワトコと聞くと『ハリーポッター』の中に出てくる伝説の『死の秘宝』である『ニワトコの杖』を思い出される方も多いのでは?
ヨーロッパでは「魔除け」にも使われる神聖な木の1つです。
エルダーフラワーにはじまり、春に咲く花たちは、香りがしっかりするものが多いことに、時々驚きを隠せません。
真っ白なニセアカシアの甘い香りが終わる頃、森の中に入ると、今度はマスカットに似た爽やかな甘い香りが鼻をくすぐります。
この可愛い白い小花を使って作るエルダーフラワーコーディアル。とても簡単なのでぜひ作ってみてください。
できるだけ花粉がたくさんついた花がいいですが、花が開ききってしまうと虫がついていることが多いので、早朝に摘みにいきます。
フランスでは「できるだけ日陰に隠れて大きく咲いてる花が最適」といわれています。
【材料】
*エルダーフラワーの花 20輪~40輪
(花の量はお好みでいいので、前後しても構いません)
*無農薬レモン 2個
*お好みの砂糖 600g
(花の香りを最大限に楽しみたい場合はグラニュー糖がオススメですが、私はカソナード(ブラウンシュガー)を使います)
*水 1リットル
【作り方】
1. 少し花を振るいながら虫がついていないかよく確認します。白い布の上に置き(良く見えるので)、できるだけ茎を取りながら花を集めていきます。どうしても洗いたい場合はささっと水を通してからはじめます。(香りは落ちます)
2. ボウルの中に花と花粉を入れ、その上に輪切りにしたレモンと砂糖を入れ軽く混ぜ合わせ一晩寝かせます。
3. 水と2を一緒に混ぜて鍋に入れ、10分間火を入れます。沸騰させる直前で弱火にし、時々混ぜます。
4. 10分経ったら火を止めて冷まします。
5. 冷めたら、あらかじめ煮沸消毒した瓶に4を濾過して入れて完成です。
(木蓮)
花粉がたくさんついた花を使う方が香りがよくなります。
砂糖の量は各自で調整できますが、砂糖の量が減ると保存期間が短くなるので、できるだけ早く飲み切ってください。
このシロップを使って、冷たいゼリーやお菓子を作ると美味しいですよ。